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家具&木工検索エンジン

家具組立・分解・再組立の代行

イケアの通販

2017年8月21日 (月)

17) Lisaboテーブル

新作です。私もまだ組み立てたことはありません。組み立てた事のない商品を取り上げるのは初めてですが、理由があります。その革新的な構造により「世界最高のデザイン」を賞賛する年間賞プログラム2017年の「Beazley Designs of the Year賞」で、ノミネートされたからです。イケアは昨年もこの賞で1等を取っています。(難民用の組立式シェルター)

基本の脚と天板をねじ類を使わず、非常に簡単に組み立てられる新しい構造をとっています。六角レンチが付いていますが、ねじを回すためでなくただレバーをひねる為の棒として使うだけです。どの家具にも使えるという訳ではありませんが、素晴らしいアイデアです。デザインはK Hagberg/M Hagbergとなっています。

写真(1)コーヒーテーブル118x50x50cm

1lisabokohiteburu__118x50x50_2

見たところ普通のコーヒーテーブルです。バーチ突板の天板とバーチ無垢の脚で出来たシンプルなデザイン。

 

写真(2)脚の取り付け部

2lisabo_wedgedowelsq1

天板の裏には4か所特殊な穴が開いており、脚は穴に差し込んでスライドさせ、付属の固定具で留めるだけ。組み立てが簡単です。

 

写真(3)コーヒーテーブル70x70x50cm

3lisabokohiteburu_70x70x50

: バーチ無垢材, 着色アクリルクリアラッカー・天板 アッシュ材突き板, 繊維板, バーチ無垢材, 着色アクリルクリアラッカー, 繊維板, バーチ材合板。強度には気を遣うでしょう。

 

写真(4)サイドテーブル45x45x45cm

4lisabosaidoteburu__45x45x45

幕板・貫が無いので、シンプルです。このテーブルでパッケージの大きさは50x5x69cmと小さい。


写真(5)テレビボード140x40x45cm

5lisaboterebi114x40x45

棚は木ねじで取り付け。


写真(6)ダイニングテーブル140x78x74cm

6lisaboteburu__140x78x74_2

このサイズでも使える構造なのですね。


写真(7)デスク118x45x74cm

7lisabo_desk_118x45x74

引出の組立にはねじが使われています。

2017年8月17日 (木)

16) Ivarシェルフユニット

この商品もモデルチェンジは重ねても、基本は1970年代にスタートしたBosseシェルフユニットと同じでアイデアは変わっていません。仕上げをしていない、サンディングだけのパイン無垢材(スプルースも混ざっています)で出来た骨組みにこれもパイン無垢の集成材の棚を引っ掛けるだけ、ぐらつきは背面のX型スチールバー(クロスブレース)で防ぐという、非常にシンプルなものです。シンプルなだけに実に沢山の類似品があちこちで作られました。元々はスウェーデンで人気のDIY等の作業小屋、ガレージ等で使う事を前提に開発されましたが、勿論普通の部屋でも使用可能。ただしやや荒っぽい仕上げですので、それでも問題なければOK。荒っぽさが気になる人には.お勧めできません。趣味の問題。

写真(1)W89xD30xH179cm サイドユニット2個、棚板5

Ivar1

サイドユニットも棚板も1個からのばらうり。一番スタンダードな組み合わせでしょう。

写真(2)W89xD30xH179cmサイドユニット2個、棚板4

Ivar2

写真(1)より棚板が1枚少ない場合。

幅は1連の場合89cm,48cm2種、奥行きは50cm,30cm2種、高さは226cm,179cn,124cm3種があります。このユニット、棚が無垢の集成材で、重量物を置くのには最適。荒っぽく置いても傷もあまり気にならないので。一方、本の場合、重さには強いのですが、側板が無く柱だけなので本等の倒れどめの役をあまり果たさず、ブックエンドが必要になります。本棚としての使い勝手は劣ります。注意が必要。

写真(3)棚板の取り付け部

Ivar3

棚受けピンは棚の金属レールの中に入れられテープ止め。見落としがち。

写真(4)W174xD50xH226cm サイドユニット3個、棚板10枚、チェスト2

Ivar4

無垢のチェストも組立式。金具でサイドユニットに取り付けます。

写真(5)W174(5)xD30xH124cm サイドユニット3個、棚板2枚、キャビネット2

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MDF製の組立式キャビネット。ちょっと違和感が(?)。

写真(6)アクセサリー

Ivar6

まあ、カッコつけたければどうぞ。

2017年7月10日 (月)

15)スタンディングデスクとバースツール

今回はスタンディングデスクに注目。実は私もスタンディングデスクにバースツールを組み合わせて使っています。理由は長時間パソコンに向かっていると、どうしても姿勢が悪くなるし、足の血流不足でむくみや下肢静脈瘤が出来るからです。勿論立ちっぱなしでは疲れますし、同じ姿勢では血流も不足します。そこでスタンディングデスクを立って使ったりバースツールに座って使ったりの2方法で使います。もっとも私の場合このために最近買ったのはイケアのGERTON伸縮可能脚H67-107cm 2250円5本だけで、天板とバースツールはイケアのもう何十年も前に買った古いアイテム(Rolf160x60天板とFreddyバースツールH75cm)を使っています。どちらも今は販売されていません。
写真(1)スタンディングデスクKnotten W62xD48xH105cm 14,990円(2017.7.)
Knotten62x48x10514990
小さなノートパソコン程度ならこれで充分、小型でしたらプリンターも下の棚に置けます。デザインはまとまっているのでどこに置いてもしゃれて見えます。ただしデスクトップパソコンを使うのは無理でしょう。また組立は部品が多い分手間がかかります。
写真(2)Knottenの小物入れ

Knottendetail

このデスクにはカレンダーや郵便物、カギなどを収納するスペースがあります。引き出しにはA4サイズ収納可。
写真(3)Knottenルーム写真

Knottenroom
場所を取らないのは魅力。ただし天板は小さい。
写真(4)Billstaバーテーブル W(D)60xD(W)70xH105cm 10,990円(2017.7)
Billsta70x6010990
名前の通り、バーでちょっと1杯引っ掛けるためのテーブルですが、当然ノートパソコンならスタンディングデスクとして使用可能。特殊な機能は付いていないので組立は簡単。
写真(5)Gerton脚を天板に付けた場合。脚はH67-107cm 2250円/1本なので4本だと9,000円。
Gerton67107set2250 
私の場合、天板が細長くパソコンが重いので、脚を5本(1本は中央)に付けて使っています。写真は通常のデスクとして使っている例です。この脚、長さ調節がちょっとやりにくいのが難点。途中での変更もかなり面倒。
写真(6)Bekantデスク120x80xH65-125cm(電動式)69,990円(2017.7)
Bekant120x8069990
一挙に天板上下電動式のデスク。これだとスタンディングデスクにしたり普通のデスクにしたりが楽なので、ハイスツールは必要無しとも言えます。ただし値段は一挙にあがります。組立もやや面倒。色は各種あり。
写真(7)Dalfredバースツール 座の直径30cm H63-74cm 4,999円(2017.7)
Dalfred63744999

丸い座をクルクル回して座高調節。ちょっとレトロでメカっぽく、「男の子」好みのハイスツール。4本の脚を歪みなく組み立てるのに注意が必要です。
写真(8)Franklinバースツール SW50xD44xH95xSH63cm 3,999円(2017.7)
Franklin633999
折りたたみ式なので、使わずしまう事が多い人には便利。スタンディングデスク用にはやや低すぎますが、使えないほどではありません。
写真(9)Franklinバースツールを折りたたんだところ
Franklin633999fl

写真(10)Glennバースツール W50xD52xH100xSH77cm 9,990円(2017.7)
Glenn779990
スタッキング(積み重ね)可能ですが、家庭のスタンディングデスクに使う場合はあまり意味はないでしょう。こうした背付きのバーチェア、狭い場所では結構場所を食って邪魔になる事もあるのでご注意。
写真(11)Janingeバースツール W38xD36xSH56-76cm 14,990円(2017.7)
Janinge7614990
かなりモダンでユニークなデザイン。背が無いので場所を取らず、特殊な座の形状は結構座り心地が良いのでお勧めです。座高の変更も簡単。お値段はやや高め。

2017年7月 6日 (木)

14)Stenstorpアイランドキッチン

イケアの商品分類ではキッチンの部類に分けられており、このブログでのカテゴリーをどうするか迷いましたが、ダイニングに分類しました。キッチン欄は予定していないので。「売れ筋」とは言えないので、生産数の見込めない他社では非常に開発しにくい商品です。
写真(1)全体写真
Stenstorp3
サイトにある「商品の特徴」欄より:
- 独立型アイランドキッチン。キッチンのお好きな場所に手軽に設置できます
- ステンレススチール製の固定棚2段付き。衛生的で強度と耐久性に優れ、お手入れも簡単です
- ワークトップの表面には無垢材を使用。耐久性のある天然素材で、必要に応じてやすりをかけ、表面処理を施すことができます
- パーティクルボードの表面に無垢材を貼り付けています。資源のムダを抑えた環境に優しいデザインです
写真(2)対面式のカウンターキッチンとしての使用例
Stenstorp1_2
感想:
長さ: 126 cm、幅: 79 cm、高さ: 90 cmという寸法から、「キッチンのお好きな場所に手軽に設置できます」といううたい文句には日本の住宅事情からするとちょっと抵抗は感じますが、真面目なのに楽しい商品です。料理やお菓子を作る人には魅力的な商品でしょう。
写真(3)ワークトップ(天板)
Stenstorp4
 天板の「パーティクルボードの表面に無垢材」はかなり特殊な構造です。パーティクルボードの耐水性に少し不安はありますが、確かに資源の無駄をおさえるという心意気は感じます。見たところ完全な無垢に見え、技術力を感じます。
写真(4)ステンレス製の棚板付き
Stenstorp2
 組立は天板が重い事を除けば、特に難しい事はありません。ただし、ステンレスの棚板(ステンレス薄板の曲げ加工品)をフレームにはめる時、脚に傷がつく恐れがあり注意が必要。対策として脚を1時的にカバーする厚紙が用意されています。
なおこのステンレス製棚板はフレームにはめ込み、フレームに付いている両面テープで固定されます。分解したいときはこのテープ部分を裏から丹念にカッターナイフ等で切離す必要があり、手間がかかります。引っ越しの際は注意が必要です。再組立の際はオリジナルの両面テープは諦め、新しい両面テープを買って使ってください。ステンレスですので物を置くとき音が出ます。気になる方もいらっしゃるかも。
お買い求めを考えている方に:
 充分なスペースがあれば楽しい商品です。お二人でしたら写真(2)のように片側をカウンターとしてハイチェアと組み合わせるとおしゃれな使い方が出来ます。ただし、天板、棚とも周りから丸見えですので、整理整頓に自信のある方にお勧めします。

2017年6月15日 (木)

13)Bestå(ベストー)システムユニット

 おそらくイケアで最も多い組み合わせのバリエーションを持ったシリーズです。リビングルーム、SOHO、その他の部屋にも何らかの形で入る事の出来るシリーズなので、イケアの売り場に占める面積もかなり大きくなっています。
写真(1)使用例
Besta20154_3
サイトのキャッチコピーをコピペすると次のように書かれています。
『BESTÅ/ベストー リビングルーム収納システムはリビングルームに必要なものをすべて整理整頓できるスタイリッシュなソリューション。イケアのおすすめのコンビネーションから選ぶこともできますが、BESTÅ/ベストー 収納プランナー を使って自分だけのオリジナルコンビネーションをデザインすることもできます。照明や引き出しの仕切りを使って、きれいな整理整頓を実現できます。家族が増えたり、最新のDVDをシリーズでまとめ買いしたりして収納するものが増えても、BESTÅ/ベストーなら、あとからユニットを追加できるので安心です。』
写真(2)使用例
Besta20134
右上のガラスドア付き棚は壁へ直接取り付けるタイプです。(注:後記)
お勧めのポイント
1) 機能的で仕上げがきれいなデザイン。
2) 組立は比較的簡単
これだけで良くできたシステムである事が分かります。でも、いろいろな家庭で組立等手伝った経験から、細かい点にかなり気になるところも多く、商品の美しさにほれ込んで買われる前に、ぜひご一考ください。
注意しなければならないポイント
1) 比較的小型のユニットの組み合わせで出来た商品です。合計するとイケアの商品としてはかなり高価格になる可能性があります。
2) ドアの引手はチョイスできますが、ノブタイプや大きさの違うハンドルタイプがあるため、固定用のネジ穴は扉に付いていませんのでドリル等が必要な場合があります。
3) このためプッシュオープンタイプを積極的に使っています。しかしこのプッシュオープン金具、私は嫌いです。ドアはすべてプッシュするために少し浮いた状態で取り付けられる事になります。またその隙間調整はかなり微妙で手間がかかりますし、時間が来ると再調整する必要が起きる場合も結構あります。
写真(3)ヒンジとプッシュオープン金具
Bestahingecatch_2
4) 側板の内部奥行きが棚板の奥行きより大きくなっています。扉を付けて棚が見えなくなる場合は通常の棚受けピンを使いますが、この場合、棚と扉の間に隙間が空き、棚と裏板の間には隙間ができません。しかし棚板が外から見える位置に付け、その下側に扉を付ける場合、つまり棚板が扉部の天板の役目をする場合はこれでは棚と扉の間に隙間が出来てみっともなくなるので、「特別な付属の金具」を使い、棚の位置を前にずらし扉との隙間をなくします。この場合は棚板と裏板の間に目立ちませんが隙間が出来ます。イケアとしてはこの隙間はコード等の配線用の空間として使えるので機能的と言いたいのでしょう。その是非はともかく、この「特別な付属の金具」が商品のレベルからするとあまりにもお粗末すぎます。ペラペラの金属板で取り付け時無理をするとすぐに変形してしまいます。
写真(4)棚と扉部の図
Bestashelf
5) イケアはこのシリーズの展開に、壁に直接キャビネットを取り付ける「吊り棚」方式を積極的に進めています。サイトの写真や売り場のディスプレイで。例)上記写真(2)の右側の吊り棚。
でもほとんどの日本の家屋は現在ヤワな耐火ボードを壁に使っており、この固定が大変。せっかく自分で組み立ててもこの取り付けは工務店に頼まなければならないことが多いのです。勿論素人にも取り付けられるよう、良く考えられた壁面取り付け用レールなどもオプションであるのですが、基本的な壁材料の問題は解決できません。ボード用アンカーを正確に取り付けるのは結構大変です。前もって取り付け用の壁にコンパネ等を使っておけば良いのでしょうが、それが出来るお宅は限られています。イケアの組立サービスの場合、新築の場合日にち調整が難しいのが問題になります。いずれにしても取り付けは大変です。扉や内部アクセサリーを含めると、重量はかなり大きくなり、壁にかかる負荷がかなり大きいのです。
6) 最近あまり見かけませんが以前はスライドドアをかなり積極的に使っていました。しかしこの金具も非常にデリケートであまり関心しませんでした。PAXのスライドドアは本格的でしたが、こちらは「思い付き」的な構造でした。
写真(5)単品的な扱いのハイキャビネット
Besta0350782
こちらはお勧めできます。

7) ただし上写真は2連連結での写真ですので、思ったより値段は上がります。またこのキャビネットには小さなアジャスターが付いており高さを調節できるのですが、床の状態によっては引き出しやドアの下端が調整しても床を擦ってしまう事があります。特にカーペット床の場合は擦ることが多く、別売りの脚が必要になる可能性があります。この場合すべて組み立てた後の脚取り付けで取り付けが面倒ですし、デザインもかなり変わってしまいます。要注意です。
写真(6)上のキャビネットの引き出し部。仕上げがきれいです。
Besta591415
引き出し部の金具は良くできています。

2017年5月31日 (水)

12)MÅLA モーラ・イーゼル

イケアではキッズ⇒おもちゃ&遊具⇒アート&クラフトと分類されていますが、2017年5月現在で2,999円とのお手軽価格もあり、今やあちこちのレストランや小物の店でもディスプレイ用に沢山使われている人気商品。多分1度はどこかでご覧になった商品です。
写真(1)片面は黒板。チョークを使ってお絵かき。お店のディスプレイではその日のサービス品の紹介などに使われることが多いようです。
Malaizeru01
まず、イケアのキャッチフレーズと、警告文を載せます。
キャッチフレーズ:プロのアーティストのように自分の創造性を探ってみましょう。まずはキャンバス選びから。黒板、ホワイトボード、MÅLA/モーラ お絵かき用ロール紙から選べます。イーゼルはコンパクトにたためて、お気に入りの景色が見える場所に簡単に移動できます
(オプションとして、お絵かき用ロールペーパー、チョーク、はさみ2本セット、ゲルインクペン、スタンプペン、フェルトペン、他たくさんのシリーズがあります。)
警告文:警告:窒息の危険があります。小さなパーツが含まれているため、3歳未満のお子さまの使用には適しません
ホワイトボードには専用のマーカー以外使用しないでください
MÅLA/モーラ お絵かき用ロール紙と一緒に使えます
対象年齢:3歳以上
(「窒息の危険」は多分チョークやフェルトペンのキャップを飲み込んで詰まらせる危険の事でしょう。そこまで言わないとならないのは、訴訟天国のアメリカでの販売経験から来ているのでしょう。)
写真(2)黒板へのお絵かき。
Malaizeru02
このセット、頼まれて随分地方に送りました。ただパッケージ状態が貧弱で、かなり補強する必要がありました。またイーゼルはサイズ的にゆうパックのサイズ制限を超えてしまい、ヤマト便を使用しました。追加の梱包は結構面倒でした。

まあ、ちょっとヤワだけど、他にはなかったアイデア商品で、この値段を考えると良くできています。ロール紙やフェルトペン等のアクセサリーは、「安い」とは言えないけれど、「高く」もないので、ついつい買ってしまうでしょう。
写真(3)ホワイトボード面にはフェルトペン使用。
Malaizeru03
写真(4)向かって左面ホワイトボード、右面黒板
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写真(5)お絵かき用ロール紙は幅45cm、長さ30m
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2017年5月17日 (水)

11)チェア:Nordmyra, Ivar, Henriksdal, Nisse, Teodores

ブログ開始当初、ダイニングチェアも商品ごと1点1点取り上げるつもりでした。しかしそれが結構難しいのです。
理由は:
イ)家庭用で一番使いやすい木製のダイニングチェアにあまり決定打が無い。はっきり言って魅力が無い。一方レストラン等の公共用に向いているスチールやプラスチック製の商品にはかなりお買い得な商品もあります。レストラン的なチェアでも家庭用にしても良い場合はお勧めできるものもありますが、好みの問題がかなり発生します。
ロ)商品の値段差がかなり大きい。
ハ)寸法的に、座高が日本の標準よりかなり高い。この事はすべてのチェアに言えることです。イケアのダイニングチェアで最も辛いところ。これが気になる場合はイケアのチェアを使うのは難しいでしょう。

等々で、個々の違いを知らずに漠然とダイニングチェアをさがすと難しいことになるのです。今回は5種類のチェアを比べてみました。2017年5月の価格も載せておきます。
写真(1)Nordmyraチェア:5,000円
Dc1nordmyra
スタッキングも出来るかなり私好みの椅子です。構造はしっかりしていますが組立はちょっと特殊で最初戸惑うかもしれません。ただし座は合板で硬いですし、やや滑りやすいので長時間座っていると疲れます。自宅でくつろぐというよりはレストラン等公共空間向きですが、狭いお店で沢山使うにはやや寸法が大きすぎます。イケアのお店でもかなり使われています。
写真(2)Ivarチェア:3,000円でしたが2,500円にディスカウント中。
Dc2ivar
この値段の付け方(ディスカウント)から考えると来期は廃番になるのかもしれません。材質的に柔らかいパイン製で、特別の補強策が無いので、残念ながらあまり激しい使用には耐えられません。パインのダイニングチェア、イケア初期から続く特徴ある商品なので消えてほしくないのですが。特に北欧のパインは地球規模で植林と消費のバランスが良い数少ない木材ですので。昔のパインのダイニングには材料の特性を理解した良い商品がいくつかありました。[Stabil]という商品をl雑誌「室内」に提出、強度試験と分解をしていただいた覚えもあります。かなり良い結果でした。パインの椅子のお手本のような椅子でした。
写真(3)Henriksdalチェアフレームとカバー:フレーム6,000円+カバー2,000円から
Dc3
イケアとしては家庭用ダイニングチェアのメインアイテムなのでしょう。カバーにはいろいろな種類があって取り換えや洗濯も可能です。カバーも布やレザー等色々なバリエーションがあります。ただ他と同じく座高が高い事、そして重たくて(カバー無しでも6.8kg)女の方には扱いにくいのが難点です。特にこうしたカバーリングシステムのチェアは移動の際それでなくても持ちにくいので、重いものは困ります。
写真(4)Nisse折りたたみチェア:1,799円
Dc4nisse
昔からイケアの折りたたみチェアには優れた商品が多く、これもその一つ。重さ3.5kgと軽いし、背の当たりも折りたたみチェアとしてはまあまあ。使わないときはコンパクトにたため、フックを使えば壁等に掛けて収納できます。中ではホワイトが良く売れているようでこの色についての評判は分かりません。昔は3原色的な単純ではっきりした色が多かったのですが、現在は微妙な色使いが増えている気がします。
写真(5)Teodoresチェア:2,500円
Dc5teodores
Nisse同様、スチールとポリプロピレンによる椅子。積み重ねが出来ますので、特にレストラン等で使いやすいでしょう。家庭用としては好き嫌いがあるいかにも工業製品的なデザインですが、値段も手ごろな手堅いデザインです。木製の重量感のあるテーブルとの組み合わせも考えられます。

2017年5月 1日 (月)

9)Malmベッドとベッドボトムやマットレス

イケアにはたくさんのベッドがありますが、デザイン的な多少の差はあっても、基本的には共通したシステムをとっています。ここでは最もポピュラーなMalmベッドをあげてみましたが他のベッドにも共通した特徴があります。
写真(1)Marmベッド(ダブル)
Malmbed1_2
最もシンプルなベッドの一つでしょう。ちょっと違っているのはヘッドボードとフットボードを繋ぐベッドサイドレールの上端に横方向のリブが付いていること。強度が多少増して、座った時痛くない事が利点ですが、まあデザイン的な要素からつけられたのでしょう。ただ、その分ベッドの総幅が大きくなっています。
写真(2)Malmベッドに引き出し(収納ボックス)を付けた場合
Malmbed2
Marmにはオプションで引き出し(1方向キャスター付きのボックス)を付ける事が出来ます。
写真(3)引き出し(収納ボックス)の2個セット
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ダブルベッドに使う場合でも、ベッドを壁際に押し付けて使う場合は2個で充分。勿論ベッドルームが広くて部屋の中央にベッドを置ける場合は4個使えるけど。
写真(4)普通のベッドベース(スノコ)無垢のパイン
Bottom
通常、特に希望しない場合はこのベッドベースを使います。セット価格もこのベッドベースでの計算が多い。
写真(5)成型積層材で出来たベッドベース
Bottom2
成型積層材を使い、幅中央が盛り上がり、(4)より反発力・クッション性を持たせている。
写真(6)反発力を場所により調整できるベッドベース
Bottom3a
成型積層材のスノコを2枚ずらせて重ねる事で、腰のあたりの反発力を部分的に調節できる。沈みの大きい腰のあたりだけ硬めに設定する使い方が多い。ただしこれが効力を発するのは薄いウレタンマットレスだけで、厚いスプリングマットレスの場合は効果が限られる。
写真(7)体の動きによってスノコの角度が変わり体にフィットするベッドベース
Bottom3
スノコ端部のゴム製の受けが重さの方向によって向きが変わり体の動きにあった反発感を得られます。これの場合も使えるのは(6)と同じく薄いウレタンマットレスだけで、厚いスプリングマットレスの場合はあまり効果は無い。
写真(8)ヘッドから背の部分を持ち上げる事が出来るベッドベース
Bottom4
ヘッド部分を持ち上げてベッドに寝ながらテレビを見たり食事をしたりしやすい工夫のベッドベース。これの場合も効果があるのは薄いウレタンマットレスだけで、厚いスプリングマットレスの場合は角度調整は無理。
写真(9)ダブルベッド用ミッドビーム(スチール製)
Mid
イケアのダブルベッドの多くはこれを使います。強固です。
Malmベッドや同じような構造の他のベッドのお勧めのポイント
1)シンプルで丈夫な構造。コストパフォーマンスに優れている。
2)ベッドベースは換気性にすぐれ、湿気・カビの問題が少ない。
3)薄いウレタンマットレスと厚いスプリングマットレスの両方に対応できるよう、ベッドベースの受け金具(レール)の高さを2段階調節できるようになっている。
Malmベッドや同じような構造の他のベッドの注意しなければならないポイント
1)マットレスを置かずにベッドベース(スノコ)に直接乘ったら壊れる可能性大。必ずマットレスを置いて上を移動する事。
2)ダブルベッドの場合、ベッドベースに写真(4)と(5)を選んだ場合、2セットのベッドベースをミッドビームとベッドサイドフレーム上のレールとの上に置きますが、ずれて外れる恐れがあります。ヘッド近くとフット近くにスノコを引っ掛けるピンを付けるようになっていますが、スノコを繋ぐテープがやや長すぎテンション不十分で斜めにずれてしまい外れる場合があります。一番簡単な解決法は、隣り合った左右のベッドベースをミッドビームの上でガムテープ等で繋ぐこと。簡単で誰にでも出来、効果的です。
3)引き出し(収納ボックス)には重いものを入れない事。必要最小限の耐荷重性能しかありません。本など入れない事!
4)マットレスの選択は是非実際に寝てみて決定してください。

2017年4月26日 (水)

8)Mickeシリーズ

イケアのデスクの中では、ヤング向けの主力商品です。国産の学習デスクのようなたくさんのアクセサリーは付いていませんが、機能的でイケアとしてはかなり小ぶりな、シンプルモダンできれいなデザインです。コーナータイプは多少面倒ですが、組立ても容易です。ただし国産の学習デスクのつもりで買うと失敗します。むしろホームオフィスやスモールオフィス向けのおしゃれなデスクと考えた方が良いでしょう。
写真(1)幅73xm、奥行き50cmの同シリーズでは一番小さな袖なしデスク、ブラックブラウン。
Micke1
昔のように参考書だらけの勉強にはちょっと小さすぎますが、タブレットやスマホ中心でノートさえ取れればよい場合はこれで充分でしょう。テーブルトップの後部に、配線口とコード類を収納するスペースがあります。別売りで、写真は出しませんがデスクトップと同じ高さのキャスター付きの引き出しユニットもあります。
写真(2)幅105cm、奥行き50cmの片袖デスク、ホワイト・とバーチ調
Micke2
片側に袖(収納キャビネット)の付いた、まあ、一番スタンダードなタイプです。収納キャビネットの可動棚を取り外せば、デスクパソコンの本体を収納できます。またニーズに合わせて左右どちら側にも取り付けられます
写真(3)(2)のブラックブラウンタイプの上に同色の追加ユニットを置いたタイプ。
Micke3_5
追加ユニットのバックパネルはマグネット式のホワイトボード。ペンで書いたりマグネットでメモを貼ったりできます。上部には本やCD、DVDなどを収納できます。一番学習デスクに似たタイプ。
写真(4)幅100xm、奥行き100cmのコーナータイプ。上置きはオプションではありません。
Micke4
コーナータイプには往々にして「実は省スペースではない」物が多いのですが、これはまあまあでしょう。
写真(5)幅142xm、奥行き50cmの横長タイプ、ホワイト。
Micke5
全面仕上げなので、受付カウンターとしても使用可。奥行きが小さいので、通路の邪魔にもなりにくい。引出は(1)と同じスタイルで左右2個付いていて1つのデスクを2人で使う事も出来ます。
Mickeシリーズのお勧めのポイントサイトの宣伝文句ほぼそのままですが
1)テーブルトップの後部に、配線口とコード類を収納するスペースがあります。
2)背面も前面と同じ色の仕上げなので、部屋の中央にも置けます。
3)引き出しには抜け落ち防止のストッパーが付いています。
4)収納キャビネットは背面が大きく開いているので、内部にコンピューターや周辺機器の熱がこもりません。 収納キャビネットの可動棚を取り外せば、パソコン本体を収納できます
5) 収納キャビネットやスチール脚はニーズに合わせて左右どちら側にも取り付けられます。
Mickeシリーズの注意しなければならないポイント
1)デスクトップの高さが75cmとかなり高い。ここはちょっと苦しいところ。子供用に使う場合は椅子を工夫する必要があります。
2)奥行き50cmは沢山物を置く人には小さすぎます。使用目的を考えて買う必要があります。繰り返しますが、国産の学習デスクのつもりで買うと失敗します。むしろホームオフィスやスモールオフィス向けのおしゃれなデスクと考えた方が良いでしょう。
3)木目は印刷です。
4)キャビネットのドア部後ろは裏板が無くオープンで密閉性ゼロ。埃等気にする人には無理かも。

2017年4月21日 (金)

7)Kallaxシリーズ

 つい最近まであったExpeditシリーズのリニュアル版。単純な縦と横の板だけで作られた書棚主体のユニットです。正方形のマス目の内法はExpeditと同じですが、天板・地板・左右側板の板厚が少し薄くなり、外形寸法は多少小さくなっています。見た目はほとんど同じです。
写真(1)ホワイト2x4マスの横づかいにアクセサリー
Kallax1
 Expedit(このKallaxも)の魅力は「シンプルな正方形の繰り返し」による「シンプルな空間の演出」です。壁際に置いても、部屋の中央に置いて間仕切りとして使っても、きれいにまとまりインテリアデザイナーにとっては非常に有難い商品です。
 同じデザイン手法の家具は他にもありましたが、組立てや分解ができない完成品(=大きいと部屋に運び入れられない)であったり、金具で処理しようとして構造の難しさから値段が高くなったりして一般的ではありませんでした。ところがExpeditは単純な、「長さの長い木ダボをめったやたらと使いまくる」という思い切った構造の採用で、このシンプルで個性的なデザインを一挙に一般的な値段の商品にしたのです。イケアの傑作だと思います。
写真(2)木目(明)2x4マスの縦づかい。勿論横遣いも可。天板下に見えるのは壁面固定用L型金具とそのカバー
Kallax2
写真(3)ブラックブラウン2x2マス・正方形
Kallax3
写真(4)ホワイト1x4マスの縦づかい
Kallax4
写真(5)ブラックブラウン5x5マス・正方形
Kallax5_2
 しかしExpeditからKallaxに変わり、寸法の変化よりも気になる大きな違いは、このKallaxシリーズになってから、内部のアクセサリーを増やして、より幅広い用途に使える事をアピールすることにイケアが重点を置き始めた事です。
 個人的な見方ですが、このアクセサリー類を前面に出す売り方は、もともとExpeditの持っていた魅力をむしろ削いしまう恐れがあると思います。特に木目の仕上げ(フォイルです)のフレームに同色のドアや引き出しを付けると、途端に「普通の家具」になってしまいます。最初の写真(1)のように、木目でないホワイト等の色仕上げの場合はまだ良いのですが。
写真(6)木目(明)2x2マスに引き出し
Kallax6
Kallaxシリーズのお勧めのポイント
1)単純明快なデザイン。
2)仕上げのきれいさ。値段の割にリッチな感じさえします。
3)そのため一見まったく違うモダンな部屋でも、クラシックスタイルやカントリースタイルの家具とも調和可能。
4)安全のための壁面固定具、最小限ですがついています。 
Kallaxシリーズの注意しなければならないポイント
1)使い心地、決して「機能的で非常に便利」ではない。そのために「アクセサリー等」を増やしているが、上記の「お勧めのポイント」が崩れてしまう。
2)大きなもの(特に5x5)はかなり重い。横たえて組み立てる必要があるが、立ち上げるのにはかなり力が必要。持ち上げるため手を床との間に入れるのも非常に大変。これについては組立説明図にも対処方法が載っているが。
3)組立作業は単純だが、注意と腕力が必要。また横たえて作業する空間の確保が絶対必要。
4)天板・地板・2枚の側板、つまり厚い板はフレーム構造(=中空構造:業界用語でフラッシュ構造)です。組み立ての際も分解の際も、側板をたたく必要があり、硬いものでたたくと表面のMDF(繊維板)が割れてしまうのでラバーハンマーがあると非常に便利です。手でたたいても良いですが、結構手が痛いので。
5)移動式のキャスターセットは、いくらロック機構が付いていても使用はお勧めできません。キャスターの回転を止めておいてもそのまま床を滑ってしまいます。地震が起きたら走る凶器になりかねません。
写真(7)木目(暗)2x4マスに扉とキャスターを付けたもの。重ねて言いますが、キャスターの使用はお勧めできません。
Kallax7

2017年4月14日 (金)

6)StuvaシリーズとTrofastシリーズ

 Stuvaは現在イケアが最も力を入れている新しい子供家具の主力商品、そしてTrofastは数年前までの子供家具の主力商品です。現在イケアのStuvaに対する力の入れようはかなり大きく、ショールームでの取り扱いも子供家具としてはダントツ1位です。
写真(1)Stuvaによるワードロープ
Stuva1ws000000
 一方Trofastは以前すごく人気があったのに、今は探さないと見つからないほど隅っこに追いやられています。(ちょっと言いすぎですが)ともに大変機能的な収納で「子供用」と限らなくても使用できます。
写真(2)Trofastの階段状ユニット。一番Trofastの特徴が出たモデルです。プラスチック製ボックスはサイズ(深さ)や色のバリエーションがあります。この写真は深さ23cmの白いボックスを選んだ例です
Trofast1ws000001
 話を戻してStuvaですが、その特徴は、明快なシステムポリシーによる様々な組み合わせが可能なシステムです。極端な事を言えば、このシリーズだけで子供部屋すべてをまかなえるのです。そして構造的にはイケア商品の中でもかなり先端を行く力作です。
写真(3)Stuvaだけでまとめた子供部屋セット:ただしここまで組み立てるのはかなり大変。またこれが置ける部屋はかなり限られるでしょう。単にスペース的に置けるだけでは充分でなく、設置には通路やドア・窓の大きさ、位置も関係しますから。
Stuva5ws000004
 このStuvaはおそらく世界中でのイケアの販売戦略にとって、最も重要な商品の一つとみなされているのでしょう。デザイン的にも、品質的にも確かに優れた商品です。
写真(4)Stuvaのおむつ替えユニット
Stuva3ws000002
写真(5)Stuvaのおむつ替えユニットをデスクとして使用した例
Stuva4ws000003
 
 一方Trofastは同じようにシステムを持ったユニット家具なのですが、どちらかと言うと部屋の中では単品での使用を主に考えた「アイデア商品」です。品質的にも必ずしも「素晴らしい」とは言えません。イケアとしては、より幅の広い用途にも対応できるStuvaに力を入れ、単品的なTrofastは売れている間は続けるが、そのうち廃番にするつもりの商品なのでしょう。
 しかし別の見方をすれば、日本の、特に都市部の狭い住宅事情を考えると、Stuvaをいろいろ工夫して子供部屋全体のインテリアを作ることが、どれだけの家で可能なのか、疑問に思います。余程空間に余裕が無いと、幅広い展開は難しいでしょう。かといって単品として買おうと思う顧客には、今一つTrofastのようなパンチが無いように思えます。
 Trofastは色等の選択の自由さと組立ての簡単さ(実はStuvaも簡単なのですが)で購買意欲をそそられる方が多い商品です。引き出しの代わりにプラスチック製のボックスを使うので、引き出しの組立は必要ありません。狭い部屋、時には押し入れ家具としても使え、しかも単品としてのインパクトがあり、「他社とは違う、オリジナリティを持った商品をそこそこの値段で買って、自分で組み立てた。」という満足感を得られます。いわばTrofastはイケア入門編の家具なのです。出来れば無くなってほしくないなと思う商品です。
写真(6)Trofastの小さいユニット、ピンクの深さ23cmのボックス3個付き
Trofast2ws000000
Stuvaシリーズのお勧めのポイント
1) 美しいデザインと仕上げ
2) 様々な商品バリエーション。色、種類、お好みでデザインが選べます。
3)良く考えられた組立方法。
4)イケアの商品としては重すぎず、組立てや移動も楽。
写真(7)Stuvaの小型のフレームに引き出しを組み合わせた例
Stuva2ws000001
Stuvaシリーズの注意しなければならないポイント
1) ドアや引き出しの前板は板を削り込んで引手としており、気密性はありません。中が多少見えます。
2) 幅のバリエーションは少なく、引き出し等は大きさの種類が乏しくおおざっぱ。
3) 子供用には機能的だが、やや贅沢。大人用としてはサイズに難あり。
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Trofastシリーズのお勧めのポイント
写真(8)Trifasutの横型フレームにライトグリーンの深さ10cmのボックスを組み合わせた例。
Trofast3ws000002
1)家具を初めて組み立てる方にでも組立が容易で「他社とは違う、オリジナリティを持った商品をそこそこの値段で買って、自分で組み立てた。」という満足感。デザインもユニークで楽しい。
2)完成品のプラスチック製のボックスは色もサイズも選べ、取り付けも簡単なので初めて家具を組み立てる人にも扱いやすい。
写真(9)Trofastのホワイト・階段型フレーム
Trofast4ws000000
Trofastシリーズの注意しなければならないポイント
1) 本体の構造はやや荒い。仕上げもそこそこ。
2) 本体の材料はパイン材の無垢とパーティクルボードに塗装(ホワイトやブラック)の2種類があるが、微妙に組立方法と外形寸法が違う。(プラスチック製ボックスは共通。)
3) 廃番やモデルチェンジの恐れがあるので、同じものを将来追加して買う予定は立てない方が良いでしょう。

2017年4月12日 (水)

5)Bjursta伸長式ダイニングテーブル

 キャッチコピーは「伸長リーフは使わないときはテーブルトップの下に収納できます テーブルトップの裏側のロックで伸長リーフを固定すれば、継ぎ目がぴったり合わさります」となっています。いろいなサイズをそろえ、ダイニングテーブル中最も種類の多いテーブル、ダイニングの主力商品です。
写真(1):Bjursta 175/218/260 x 95
Bjursta5
ダイニングテーブル寸法は幅x奥行きの順に:
幅115/166(2段階) x 奥行き115 (円形)
幅50/70/90(3段階) x奥行き90(最大時に正方形)
幅90/129/168(3段階)  x奥行き90(最少時に正方形・伸ばして長方形)
幅140/180/220(3段階)  x奥行き84(長方形・多分一番良く売れています。)
幅175/218/260(3段階)  x奥行き95(長方形)
と沢山あります。
写真(2):Bjursta 50/70/90 x 90 (写真は50cm時/奥行き)
Bjursta1
特徴としては天然木の突板を使ってボリューム感がありお値打ち感満点な事、ただし安くするため徹底的に材料・内部構造を工夫(?)してあります。天板の心材にパーティクルボードを使うのは今や珍しくありませんが、この商品では(実はかなりのイケア商品では)脚も貼り合わせたパーティクルボードを使って徹底的に材料費を落としています。(天板下の四方幕板はパイン無垢に突板、伸長用のレールはバーチ無垢)としています。
写真(3)天板や脚
Bjursta4_2
お勧めのポイント
1)
一応天然木の突板(アッシュ、バーチ、オーク等/着色したりクリアー仕上げだったり)仕上げで、デザインはボリューム感いっぱいなので、そこそこの高級感あり。
2)
伸長式なので生活様式の変化に対応できる。
3)
キャッチコピーの「伸長リーフは使わないときはテーブルトップの下に収納できます テーブルトップの裏側のロックで伸長リーフを固定すれば、継ぎ目がぴったり合わさります」
写真(4)175/218/260 x 95 (1)と同じサイズの椅子無し時
Bjursta2
注意しなければならないポイントはおすすめポイントの裏返しになります。
1)
脚も突板なので角面がとがっており、なんとなく天然感にかけ、無垢の脚に比べると「高級感」は落ちる。強度は、使用時は多分OKでしょう。ただしパーティクルボードの曲げに対する強度は無垢の天然木に比べ降りるので、組み立ての際、横倒しの状態から使用状態に起こす時、脚にあまり重量をかけない方が良いかもしれません。
2)
伸長機能、本当に使うなら良いが、私の見た家庭ではあまり使われていない事が多い。ムダになることが多いと思いますので、本当に伸長式である必要があるか、買う前に一考が必要です。また木製の伸長用レールはあまり滑らかではない。
3)
使わない天板も天板下に収納した結果、とにかく重い。動かす時は引きずることになる。
4)
高さ74cmはやや高すぎるかも知れない。椅子の高さにもよるし(イケアの椅子はすべてかなり高め)、足のひざ下寸法と幕板下の寸法の余裕も関連するので低ければ良いと言えるわけでもないが。

2017年4月 5日 (水)

4)KlippanソファとNorsborgソファ

 イケアのソファー、種類は多いのですが、割と書きづらい商品です。中でこの2点を選んだのは、ともに多分日本を意識した特殊サイズ「2人掛けコンパクトソファ」を後から追加していることです。
 イケアでは日本の狭いリビングに合うしかもボリューム感のあるソファーが少なく、売れ筋とは言いにくい状態でした。小ぶりのソファーも無いことはないのですが、スチール等のフレームや細い木製フレーム主体の軽快な2人用椅子的なものが多く、いわゆる「ソファ」の需要には応えられていなかったのです。そこで従来の2人掛けソファーの特に「幅寸法」をつめた、ヨーロッパ基準でいわば「1.5人掛け」ソファーを後から出してきたのです。
写真(1)Klippan 2人掛けソファ
Klippan01
 ではまずKlippanから。このソファー、IKEA Swedenで長年デザイナーをされていた中村昇さんの1980年代初めからの長寿デザインです。その頃では珍しかったカバーリング方式とシンプルなデザインで、長年愛されてきた商品です。
 従来の2人掛けの寸法は幅177cmですが、一方のコンパクトソファは幅 138cmとほぼ40cm幅が狭くなっています。他の寸法は1cmくらいの差で、おそらく採寸時の誤差もあるでしょうからほぼ同じです。張り地は2人掛けもコンパクトソファも非常にたくさんのコレクションから選べます。
写真(2) Klippan 2人掛けコンパクトソファ:かなり小さくなったのが分かります。
Klippan02
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写真(3)Norsborg 2人掛けソファ
Norsborg01
 一方のNorsborgの場合は従来の2人掛け153cm、コンパクトソファ133cmと約20cmの違いで、座高が43cmから41cmと2cm下がっています。これは靴を脱ぐ生活を想定して意識的に下げたのでしょう。Klippanの場合は差が1cm程度なので、果たして意識的かどうか分かりません。張り地は2人掛けはいろいろ選べますが、コンパクトソファはあまり選べません。
写真(4)Norsborg 2人掛けコンパクトソファ:アームが高いのが目立ちます。
Norsborg02
このそれぞれの「コンパクト化の方法」の違いは、もともとの2人掛けの寸法とデザインから来ているのでしょう。いろいろ考えられますが興味深いところです。
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Klippanソファーのお勧めのポイント
1)
超シンプルなデザインで張地も種類が多い。布地には派手なものも多いので、部屋に置いたときのインパクトが強い。個性的なインテリア向き。
写真(5)Klippan 派手な張地の例
  Klippan03
2)
2人掛けは寝やすい。
3)
特に2人掛けは詰めれば3人座れる。
4)
カバーリングは単純で、カバーの脱着は比較的簡単です。
Klippanソファーの注意しなければならないポイント
1)
背の高さがアームと同じなので、ゆったりリラックスして腰かけるのは無理。
2)
2人掛けソファは部屋に入れると思ったより大きいので、配置プランに注意が必要。
3)
ソファーの下は掃除しにくい。
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Norsborgソファーのお勧めのポイント
1)
スタンダードなデザインなので置く部屋を選ばない。
2)
背中のクッションの当たりはゆったりしている。通常の2人掛けもあまり大きくないので狭い部屋でも使いやすい。
3)
アームのサイドにマガジン用ポケット付き。
写真(6)Norsborgアーム横ポケット
  Norsborg03
Norsborgソファーの注意しなければならないポイント
1)
クッションが分かれているので、掃除は丹念にする必要がある。物を落とした時隙間に潜りやすい。
2)
座った時アームの高さがやや高すぎて邪魔に感じる。
3)
長所としてあげたアームサイドのポケット、使わない人には無用。
4)
洗濯したくて、カバーを外す場合、アームや背を金具を外し分解する必要があります。日本の常識ではカバーリングタイプとは言えない構造です。
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 どちらのモデルがが良いとか、そういう事ではなく、それぞれの特徴を知って選ぶことが必要でしょう。
1)コンパクトソファ、 両方に共通した問題点ですが、座幅はどちらも狭すぎて感じます。1つの理由はどちらもアーム高が高く圧迫感を感じてしまう事です。どちらもアーム高を下げられないデザイン・構造なので仕方ないのですが。幅を詰める場合、できればアームの厚みも少し薄くして座背の幅をできるだけ大きくしてほしかった。勿論デザイン上、コスト上、難しい事もよ~く分かりますけど。
2)イケアのソファ全体に言えることですが、カバーリングをうたっていても、決して簡単ではありません。洗濯方法等、よく注意して布の収縮に気を付ける必要があります。

2017年4月 1日 (土)

3)Billy書棚シリーズ

 現在のイケアの商品の中でも、最も長年(1980年代初めより)多少の変更はありましたが、販売されてきた長寿商品の一つです。元々はシンプルな書棚(幅2種類、高さ2種類)だけでしたが、少しずつアクセサリーを増やして現在の幅広いシリーズになっています。基本的には安くても最小限の機能は充分に果たす、イケアをある意味象徴する商品です。
 ただし、幅広いシリーズとなった分、限界と問題も出てきています。そのことを一番分かっているのは多分イケア自身でしょうが。
写真(1)幅80cm x高さ202cmに高さ35cmの上置き付き(総高237cm)
横方向矢印(←)が本体と上置きの境目。上置きには地板無し。
Billy1
 1980年代から、一番大きく変わったのは幅のモデュールです。始めは幅90cmと60cmでしたが、現在は80cmと40cmに変わっています。ここにBillyの持つ宿命が表れています。(少しオーバーですが)シンプルな構造で収納力たっぷりな書棚と、機能面ではこれで充分だったのですが、構造上幅広いユニットでは棚が本の重みでたわんで中央が沈んでしまうのです。高い方の中央の棚は固定ですが、その上下2枚ずつは側板に差し込んだピンの上に載せる最も平凡な方法です。90cmではあまりに中央が沈みすぎ、両サイドのピンの部分が空いてしまい目立ちすぎ不安でしたので80cmにしたのでしょう。90cmよりはかなりマシになっていますが、でもやはり完全な解決はしていません。そういった理由から、私のお勧めは幅40cmタイプでそろえる事です。勿論価格は上がってしまいますが本が倒れにくく使いよいですし。
写真(2)幅40cm x 高さ202cm
Billy2
 更にその後、Billyシリーズには上置き棚、コーナー棚、扉等たくさんのアクセサリーが加わりました。安めの万能ユニットとした幅広い役割を与えたかったのでしょう。でも特に扉については私は否定的な見方をしています。見た目はすっきりとしたグッドデザインですが、はっきり言って金物類が貧弱、安っぽく長期使用には難しいと思います。
 またドアを付けて開くとドアの重量で書棚自体が手前に倒れる恐れがあります。軽いドアですが、本体の奥行きが浅い(28cm)ので。イケアは「必ず壁面に固定」するよう説明していますが、このBillyをそろえるであろう家庭は賃貸住宅の可能性が大きく壁面には傷をつけにくいはずです。総合的に見ても扉付きはお勧めできません。
写真(3)扉付き幅80cm x 高さ202cmを2連
Billy3
お勧めのポイント
1)
特に基本ユニットは書棚としての機能を果たし、無駄がない。品質もOK。
2)
最小限の部材とシンプルな構造で、プライスリーダーの役割を十分に果たしている。
3)
化粧シート貼だけでなく、突板のものもありどのようなインテリアにも対応できる。
写真(4)ロータイプ 幅80cm x 高さ106cm
Billy4
注意しなければならないポイント
1)
奥行きが浅く(28cm)手前に倒れないよう工夫が必要。最小限の壁面固定具はついているが、日本の住宅事情では使用が難しい。
2)
幅80cmタイプでは、重い本を入れると、棚中央部が沈み湾曲が見える。幅40cmはOK。
3)
扉のヒンジは貧弱。スプリングも弱い。この部分だけ見ると、「使い捨ての安物」風。
4)
扉調整の遊びがやや少なく、調整し辛い。
5)組立の際、背板を溝に差し込むのに裏板を本体にあてがう際に空間が必要です。

2017年3月30日 (木)

2)Brimnes ディベッド

 このBrimnesシリーズにはたくさんの種類があります。チェスト各種、ドレッサー、ワードロープ、ベッド、そして今回のディベッド。これだけ幅広い商品群をそろえるという事はイケアとしてもかなり大切に思っている主力商品なのでしょう。機能的には欲張っている意欲的商品ですが、細かい問題も多いので、「消極的なお勧め商品」と言ったところでしょうか。
写真(1)ダブルベッド時
Brimnes_db1
 デザインはスタンダードですが多少のお洒落さとシンプルさがあります。その中でこのディベッドは、シングルベッド、ダブルベッド、ちょっと苦しいけどソファーがわりにも変身可能で、2つの大きな引き出し付きとかなり欲張った商品です。
 同様の商品としてはFekkeやHemnesがありますが、背もたれやヘッド・フット(=アーム)のデザインが異なるだけで、基本的なアイデアは共通しています。Brimnesはこの3種類の中では一番おとなしいデザインで、背もたれやヘッド・フット(=アーム)が低いので、「ソファーがわり」という触れ込みはやや苦しいところがあります。ただそのために狭い部屋などで壁際に押し付けて使う場合などはダブルベッド状態でも奥のマットレスへの出入りが楽という長所にもなっています。
 組立は難しくはありませんが、部品が多いので、時間はかかります。スノコの取り付けレールとねじの上下に注意。分解・再組立も出来ます。ただし引き出しのレールには引出取り外し時かなり無理がかかるので、中身は出して、取り扱いは丁寧に。
写真(2)大型の引き出しが2つついています。
Brimnes_db3
お勧めのポイント
1)
売り物の「機能」の多さ。
2)
上記のように壁際にダブルベッドとして置きやすい事。同じシリーズに引き出しが両サイドに合計4つついた普通のダブルベッドもあるのですが、壁に押し付けて使うと、奥側の2つの引き出しは使えず無駄になってしまう。
3)
3種のディベッドの中では一番おとなしいデザインで、いろいろなインテリアに合わせるのが楽。
写真(3)シングルベッドとして使用時
Brimnes_db2
注意しなければならないポイント
1)
フレームの内法がマットレス寸法ギリギリで、シーツを巻き込むベッドメイクには苦労します。幅、奥行きとも、あと1cm弱広ければ良いのですが。
2)
ダブルベッドとして使いやすいと書きましたが、あくまで上記3種の中での事。奥のマットレスへの出入り時、ヘッド・フット(=アーム)の前上の角に足をぶつけて「痛い!」可能性は残ります。かと言ってソファベッドのアームや、背としては低すぎます。
3)
ディベッド3種に共通の問題点ですが、マットレス下のスノコ状のボトム、しばしばきしんだ音がでます。ボトムのスノコの構造から来る問題なので仕方ないのですが。フレームとボトムの結合部、クッション材等挟めば多少おさまりますが、出来れば最初から解決しておいてほしかった。また床の凹凸に外側フレームのプラスチック脚と内側(手前側)フレームのキャスターの高さがなじまなくてきしむ事もあります。
4)
厚みの厚いスプリングマットレスはデザイン的に使いにくい。(はっきり言ってヘン。)そのためウレタンマットレスを使うしかない。特にシングルベッドとして使用時にマットレス2枚を重ねるのはスプリングマットレスでは無理。折角ダブルにもなるディベッドを買うのですから、普段はシングルでもマットレスはダブル分の2枚買われる方も多いでしょう。
写真(3)ではウレタンマットレス1枚にシーツパッドをメイクした状態なので問題なく見えますが。
5)
お引っ越しの場合はかなりの確率で分解が必要です。組立説明図や工具等は取っておきましょう。

2017年3月28日 (火)

1)PAXシリーズ

 最初に取り上げるのは主に衣類を収納するシステム ”PAX”このPAXは今のイケアを代表する収納システムと言ってもよいでしょう。機能、品質、値段からしてお買い得な商品です。

写真(1)開きドアタイプ(注:236cmタイプ)

Pax1

 幅100cm/奥行き58cm/高さ236cmタイプの本体2本に通常の開きドア(50cm幅)4枚を付けた場合です。写真の本体は白、ドアはブラウンの木目の場合です。ドアと本体の間に見える+型のものはヒンジです。つまり高さ236cmタイプのドアにはヒンジが4つ付きます。(高さ201cmタイプにはヒンジは3つです。)ドアには引手を付ける穴はあいていませんから、ドリルであける必要があります。色々なタイプの引手、穴1つですむ「ノブ」タイプや2つの穴(大きさいろいろあり)をあけなくてはならない「ハンドル」タイプがあるからです。

 PAXの前には、かなり共通点の多いSystem210と言うシリーズがありました。ただ基本モデュールはPAXが幅50,75,100cm、本体奥行き58cm,35cm、高さ201,236cmとなっていますが、System210は幅40,80cm、奥行き58cm,28cm、高さは210cmのみとなっていました。組み立て方(構造・金具等)も異なります。実はSyestem210以前にも別の同名”PAX”シリーズがあったのですが、ここでは省略します。

 またPAXになって、新たに付け加えられたスライドドアシステム(下図2参照)は非常に良くできたシステムで、イケアも新作開発に力を入れています。

 金具の使い方、壁面への固定金具の考え方、スライドドアのアイデアは非常に優れており、まさにイケアを代表できる収納システムです。木目、不透明ガラス、ミラーやそのミックス等幅広いバリエーションをそろえています。

写真(2)スライドドアタイプ(注:236cmタイプ)

Pax2

 モデュールとしてはSystem210も少ないバリエーションだけで多様な要求・機能を果たせる点が非常に優れていたのですが、PAXでは世界最大の家具ショップとなり、そのころと比べると販売量が大幅に多くなり、むしろ市場に合うようバリエーションを増やす方向で考えられており、消費者にとってはベターになっています。ただし奥行きの35cmタイプはちょっと中途半端な気がしています。

 

 本体構造は非常にシンプルで珍しいものではありません。天板・地板と両側板のみ円筒カム金具(+カム用ピン)と木ダボにより固定、中間には構造体となる固定棚等はありません。裏板は何と釘止めです。しかし立てたままで横たえずにでも組立が可能な事、金具とダボ、幕板の位置が良く考えられており本体キャビネットの中に組立の為に人が入っても体重に耐えられるよう工夫されていることなど、この価格帯の収納ユニットとしては特筆すべき長所です。裏板が昔ながらの釘止めなのはやや意外ですが、構造が単純なわりに強度も保て、さらに機能的には目いっぱい奥行きが使えるので納得できます。シンプルな構造でコストダウンの一環でもあるのでしょう。

 

●お勧めのポイント:

1)

高い収納能力
2)

多様な内部アクセサリー(注)

3)

表面の様々なデザイン。特にスライドドアを含めたドアの多様さ。

4)

立てたままでも組み立てが出来るので、この大きな収納家具が狭い部屋でも組み立てられる。

5)

アクセサリーが本体キャビネットの補強になるよう工夫されていることが多い。高さ236cmタイプではかなり有効。

6)

ドアタイプの場合のヒンジはワンタッチ取り付け。

7)

壁面固定金具は良くできている。

8)

引っ越しの為の分解も可能。ただし裏板の釘外しは手間がかかり、多少の傷は覚悟する必要あり。

写真(3)内部アクセサリー:高さ201cmタイプではこれが限界

Pax3

 

●注意しなければならないポイント

 1)

フレームを組み立てガラスを嵌めるタイプのスライドドアはかなり組立が難しい。毎年改良はされ、当初よりはかなり良くなったけれど。取り付けもはじめての人には難しい。組立説明書は必ず良く見て、頭に入れて組み立てる事。「組立の順番」が非常に重要ですので。ガラスは強化ガラスで、表面は強いがエッジの部分は脆いので取り扱いにはかなり注意が必要。割れると全体が粉々になる。重い事にも事前に注意。

2)

お勧めポイント2)のアクセサリーを、必要以上に買ってしまう。特に高さ201cmタイプではつけすぎるとかえって使いにくくなってしまい注意が必要。それほど必要ないアクセサリーも多い。アクセサリーの購入は最小限に抑えた方が良いでしょう。必要なら後からでも買い足せます。236cmタイプの写真やディスプレイを見て、お部屋に合わせて201cmを買ってしまうと、使いにくくなります。

3)

スライドドアを使った場合、完全にスライドをさせないと引き出しやワイヤーバスケットとぶつかりやすい。最近は多少改良されているが、それでも使いにくい事がある。

4)

素人でも釘が打てるよう釘のプラスチック製支え具が付いているが、あまり使いよくはない。

5)

壁面固定をしたい場合、壁に穴をあけるので、賃貸や管理のうるさいマンションでは別の方法を考える必要がある場合が多い。(最小限の防止用具は付いていますが壁面用のネジは入っていません。壁面の材料や厚みにより選ぶ必要があるからです。)

6)

ヒンジタイプのドア取り付け、あまり精度を信用するとヒンジやヒンジの取り付けプレートはねじを締める際に取り付けの誤差が出やすいのでワンタッチでは取り付けられない事がある。特に236cmタイプでは工夫が必要。

7)

ヒンジの開き角度が理想より少し少ない。この点はSystem210の方が優れていました。使い勝手に影響します。

8)

お引っ越しの時に分解する場合、裏板の釘止めを外すのがかなり大変です。内側から少しずつ釘の近くをラバーハンマー等で「軽く」たたき釘を緩めてから、外側(裏側)からくぎ抜きで釘を抜きます。